TOKYO Xを取り扱っている店舗からのメッセージです。
田代マネージャーとTOKYO X の出会いはさかのぼること何十年も前。『世間が牛肉のBSE 問題で混乱している中、人形町今半でのTOKYO X 取り扱いが始まりました。』
取り扱いを始めた頃の TOKYO X は、今よりもさらに生体が小さく、もともと脂の多い肉質でも有るため、当時は正直、加工販売の立場としては売りづらいという印象でした。他の豚と同じように成形していると、その当時の上司からは『脂が美味しいんだからそんなに脂をとるな』と怒られた思い出があります。葛藤の中取り扱う日々でしたが、バラ肉をしゃぶしゃぶで食べたときの美味しさに、今まで食べたことのない豚だなと感じ、脂を削って怒られた理由を理解するきっかけとなりました。本店に限らずどこの店舗でも、ご来店されるお客様皆一様に言うのが『くせがない』という感想。他の豚肉だと、やはり豚特有の臭みが気になって食べられないが、 TOKYO X はそれが無いから食べられるとのこと。個人的な好みとしては脂の多さは気にならないのですが、世の中がヘルシー志向になっているので、見た目で脂が多そうだという印象をどうしても与えてしまいます。ですが、『豚のくさみが少ない・脂は少し多いけどその脂がすごくおいしい豚で、しつこくない味わい』という部分を基本線としセールストークを続けた結果、リピーターのお客様が付き今も継続してご購入いただけております。当店では主にロース・バラ・モモのしゃぶしゃぶスライスと切り落としを販売しており、個人的におすすめの食べ方としては、しゃぶしゃぶはやはり外せません…ですが以外とタレの味が強いので、本来の肉の甘みを感じるという意味ではさっと塩コショウで焼くのがベストかもしれません。ぜひ余分な調味料を使わず、くさみが少ないことや、見た目よりさっぱりしているのを感じていただければと思います。人形町今半では TOKYO X を取り扱うようになってだいぶ長く、美味しさは十分に認知されております。生産者さんのご苦労は大変なものかと思いますが、生産頭数を増やしていただければこちらはどんどん使えますので、今後も是非頑張っていただきたく思います。
とんかつ専門歴30年で昨年6月に入社した富原店長。『トンカツXへ入社した決め手のひとつは、この店がTOKYO Xを取り扱って いること。希少な場で働けることを嬉しく感じました』
使い手の目線から見ても、脂がちょうどいい具合に均等に乗っていて素晴らしい豚肉。味はくどさが無いのが第一印象、ほんのりとした甘みがありジューシーです。当店は今や”TOKYO Xを取り扱うとんかつ専門店“として知名度がどんどん上昇しており、TOKYO X目当てにいらっしゃるお客様が日々増加しております。当店の入るビルで勤務するビジネス関係の方々だけでなく、外国人観光客、小さいお子様のいらっしゃるご家族、若者世代と、幅広い層のお客様がお見えになります。とくに土日は、この店でTOKYO Xを食べることを目的として田町に訪れている方も多いのです。TOKYO Xを使用した特上ロースかつ定食、上ロースかつ定食、シャトーブリアンかつ定食を提供しており、なかでも特上ロースかつ定食(肩寄りのロース部位を使用。ロース1本から4枚ほどしか取れない希少部位)はすぐに売り切れになってしまう大人気メニュー。お得意様の中には事前にTOKYO Xがあるか電話で確認なさる方もいらっしゃるほど。少しでも多くのお客様に召し上がっていただけるよう日々尽力しております。
TOKYO Xを20年以上売り続けている横坂店長。 『味がしっかりしており、料理のしやすい豚肉。今後も売り続けていきたい銘柄豚です。』
こちらの店舗では様々な銘柄豚を取り扱っておりますが、豚のメインはやはりTOKYO Xの様々な精肉。他の銘柄よりあっさりして臭みが少なく、なおかつ味がしっかりしているのが魅力です。ヒレ・ロース・肩ロース・バラのブロックは、生姜焼き用やトンカツ用などでオーダーカットを承っております。ロース・バラ・モモのしゃぶしゃぶ用スライス、こちらは灰汁が出にくいので料理もしやすいのがTOKYO Xならではの利点。他にも切り落とし、挽肉、また、他店舗ではほとんど取扱いの無い『スライスロール(大葉入り)』。薄切りのTOKYO Xで大葉を巻いたもので、ご家庭での調理の際は、弱火でじっくりと蒸し焼きにするのがコツ。年配層やお子様からも定番人気の商品で、お弁当などにも良いと評判です。さっぱりとしていてなおかつ肉自体の味はしっかり有り、臭みや灰汁の少なさはご家庭での調理にも適しているので、売りやすいのも魅力のひとつ。長年売り続けてきた愛着もあり、引き続き取り扱っていきたいブランドとなっております。
レストラン調理を一手に引き受ける友利シェフ『TOKYO Xは脂の美味しさと旨味が最大の特徴です。』
TOKYO Xに関しては肩ロース部位を主にレストランメニューとして提供しております。やはり脂の美味しさ・旨味が特徴の豚肉です。今回はディナーメニューの中でも王道的な人気を誇る2品をご紹介いたします。「柔らかく煮込んだTOKYO X豚とベーコンのオーブン焼き」、こちらは前日の仕込みから始まります。塩を振ったTOKYO Xの肩肉に焼き目を付け、オーブンで3~4時間煮ます。そこから冷ますことで、煮汁に溶け出した旨味を肉がさらに吸収します。使えるのは次の日から。TOKYO Xのきめ細かい筋繊維がほろりと口の中でほぐれます。ソースは、白ワインとゆっくり炒めた玉ねぎと豚の煮汁から作るシンプルなソース。添えられているベーコンはもちろんTOKYO Xのバラ肉から作られています。また、「TOKYO X肩ロース肉のロースト シャルキティエールソース」、こちらは肩ロース本来の食べ応えを活かしつつ、柔らかく焼き上げております。ソースはこだわりの”シャルキティエールソース”。ピクルス、フォン・ド・ヴォー、マスタード、野菜の旨味が詰まったソース。このソースがソテーした肩ロースにしっかりとマッチしており、最後までしっとりとした食感を味わうことができます。ご紹介しました2品は、ディナー限定でご提供しております。
シェフ 木内昭博氏は語る。『私がTOKYO Xを初めて食べたとき…その味の濃さに衝撃を受けました。』
何といっても、脂の甘みと肉の旨味が魅力的な豚肉です。当レストランではTOKYO Xを半頭単位で仕入れ、無駄なく部位ごとの美味しさが引き立つよう、様々な料理へ仕上げております。ウデはアミューズとして、なめらかな燻製リエットに。モモは旬野菜のスープへ添えるしっとりとした自家製ハムに。バラ・ロース・ヒレはその日の調理法やこだわりのソースで満足度の高いメイン料理へと変身を遂げます。TOKYO Xの脂の美味しさをお客様に知っていただきたいので、焼き方にもこだわっています。脂をしっかり焼き上げてから赤身に火入れしていくので、最後までバランス良くお召し上がりいただけます。また、TOKYO Xをきっかけとして、東京でも地産地消を叶えたい、生産者の熱い思いを届けたいという願いが生まれ、農家直送の東京野菜を、TOKYO Xの逸品料理に添えております。当ホテルは海外のお客様も非常に多く、みなさんTOKYO Xの美味しさに満足してくださいますので、”東京ブランド”としても自信をもって提供しております。